点滴（ビタミン点滴）とは
ビタミン点滴とは、高濃度のビタミンCを点滴で投与するもので正式名称は高濃度ビタミンC点滴療法といいます。
元々アメリカではがんの代替療法として研究されていましたが、研究により美白や美肌効果、疲労回復効果があることが分かり美容の治療にも用いられるようになりました。
ビタミンCは内服でも可能ですが内服の場合と比べて点滴では高濃度のビタミンCを投与できますので、血中濃度が高まり体全体にいきわたらせることが出来るというメリットがあります。
ビタミン点滴に期待できる効果
コラーゲンの生成促進
健康的な体作り
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進する働きを持っています。コラーゲンはたんぱく質の一種で、健康的な皮膚や血管、筋肉、骨など体をつくるために欠かせない成分です。コラーゲンは加齢とともに減少します。ビタミンCを補うことでコラーゲンの生成を促します。
メラニンの生成を抑える
肌のシミの予防と改善、美白効果
シミの原因にもなるメラミンは、肌が紫外線を浴びたときに生成されます。ビタミンCにはこのメラミン生成を抑制する働きもあります。そしてメラミン生成を抑制しつつ、美白に対する効果も期待できます。
抗酸化作用
老化防止、疲労回復、抗ストレス効果
抗酸化作用とは活性酸素に対抗する働きをいいます。
活性酸素は微量であれば、人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂肪を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
抗酸化作用のある代表的な物質にはポリフェノールやカロテノイドがありますが、ビタミンCにも抗酸化作用があり、酸化による影響を軽減できることが分かっています。
またストレスが強くなるとビタミンCが消費されるので、ビタミンCを補うことで抗ストレス効果も期待できます。
免疫力の向上
カゼやウイルス感染の予防
ビタミンCには、リンパ球の働きを活性化させて、抗ウイルス作用をもつインターフェロンを増加させる働きがあります。
そのためビタミンCの摂取により免疫力が向上します。
ビタミン点滴の注意点
現在、ビタミン点滴の重篤な副作用は報告されていません。余分に摂取したとしても、水溶性ビタミンのため尿から排泄されます。なお、まれに針の刺入部やその周辺に痛みが生じたり、低血糖や頭痛、眠気が出ることが報告されています。
以下に該当する場合は実施できないことがございます。必ず事前に医師と相談してください。
- 妊娠中の方
- 腎機能の低い方
- 栄養状態が低い方
- 人工透析中の方
- 重篤な心不全や不整脈がある方
- 強い浮腫がある方
- G6PD欠損のある方 ※下記参照
など
※G6PD欠損症の方
高濃度ビタミン点滴を行うと高確率で溶血性貧血が起こる為、必ず点滴前にG6PD欠損症ではないかどうかを確認し、安全に点滴ができるかどうかを判断します。検査方法は血液検査になります。ビタミン点滴希望の方は初回必ず血液検査させていただきます。（自費 税込み6,000円）
他院でG6PD検査を受けられたことがある方は検査データをご持参ください。検査データがない場合は再度検査を受けていただく必要があります。
当院では以下のメニューを取り扱っております。お気軽にご相談ください。
- 高濃度ビタミンC点滴
- 白玉点滴
- 疲労回復点滴（マイヤーズカクテル点滴）
- スペシャル点滴
- にんにく注射
- ダイエット注射
- プラセンタ注射
美容医療に関しての注意点
- 初回メニュー相談料として初回カウンセリング料2,750円（税込み）をいただいております。
- 最終自費診療日より3ヶ月が過ぎますと、初診扱いとなり再度カウンセリング料2,750円（税込み）が発生します。
- 当クリニックの健康や美容を目的とする自費診療は、原則20歳以上の方が対象です。
- 常用されているお薬のある方は、お薬手帳のご提示をお願いすることがあります。
- 妊娠中の方、またはその可能性がある方への自費点滴（注射）等の投薬は控えさせていただきます。
- 初回カウンセリングとして、診察や同意書への署名など美容診療以外の時間が必要です。
- 初回時に健康状態把握のために、採血を行うことがあります。（別途費用が発生します）
- 既往歴など場合により、投薬の一部変更や医師の診断によっては、ご希望のメニューを受けていただけないことがあります。
