栄養療法とは
低栄養状態にある患者さまの栄養状態を改善することで、健康の維持を目標とします。
嚥下障害は栄養不足になりやすい
嚥下障害の患者さまは食べ物を飲み込むという行為(嚥下動作)が非常にしんどくなっていきます。これが続くことで、満足に食べられなって低栄養状態になり、さらに嚥下障害が悪化することがあります。嚥下障害を改善するには栄養状態の改善は非常に重要なポイントになります。
もちろん、嚥下障害だけが栄養不足の原因とは限りません。身体的衰え、精神的ストレスなどからくる食欲低下ということもあります。
体組成計測定による栄養指導
当クリニックでは、体組成計を使った測定も行います。測定時間は35秒程度と患者さまへの負担は少ないです。体組成計とは単に体重を測定するだけでなく、筋肉量、体水分量、タンパク質量、体脂肪量を分析することが可能です。また左右の筋肉量バランスの評価や細胞外水分比から栄養状態の評価ができるようになります。
この結果を踏まえ、患者さまの日頃の生活習慣や食生活などをヒアリングし、患者さまにあった栄養メニューを提案していきます。
当クリニックの嚥下療法・栄養療法は、「いつまでも家族と一緒に食べられる生活」を目標としています。同療法を行っている間は、日々の食事のメニューを確認し、摂取量・カロリー・タンパク質等を確認しつつ、必要とされる栄養や水分の調整してゆきます。
その後、3ヵ月程度が経過した頃に再び体組成測定を行い、栄養状態がどれくらい改善したかを確認していきます。
管理栄養士による栄養指導
管理栄養士による栄養指導を実施しております。
詳しくは受診時にお問合せください。